森林セラピーまなぶ君

森林セラピー検定2級を取得するために、まなぶ君が森林セラピーの海(どっちやねん!)に飛び込むよ♪

第2章-④ カタカナの森に迷い込むけど覚悟しな

 

カタカタばっかだけどついてこい

今回お披露目するカタカナを羅列するよ。いい?


フォレストスケープコンケイブセラピーロードゲートサインシークエンスピクトグラムランドマーク。。。ふう。

最初からため息で申し訳ない!おっさんにはなかなか大変なのよ。カタカナ概念。でも、森林セラピーを学ぶには、避けて通れないから、一緒についてこい!

 

あと、前回までは日本の森の現状について、みたいなスケールでかい話が続いたけど、今回はいきなり森林セラピーの森のこと限定の話になるから、そのスピード感のズレも味わってね(笑)。

 

フォレストスケープ

「森の眺め」でいいんじゃね?

森林とか樹木を見た時の景観のことを、フォレストスケープって呼ぶとのこと。でも単純な「眺め」と違って、眺める場所の位置だったり、そこからいい景色がちゃんと見えるような伐採方法だったり、設備とか看板とかも景色の一部だとして、ちゃーんとデザインされてるか、っていうのを考えるのが、フォレストスケープというわけ。

なるほど、これは日本語にはない新しい感じだ。じゃあカタカナで仕方ないか。うむうむ。

で、大事なポイントもまとめるよ。

 

①視点と視対象の関係
 景色はただそれが良いかどうかじゃなくて、どこから見るのが最も効果的か?ということもちゃんと考えよう!

 

②視点を含む空間
 見る場所が、居心地がいいか、とか足元危なくないか、とか雑草で眺めが遮られてないか、とかもちゃんと考えよう!

 

③利用者
 いったいどんな人が実際にそこで眺めを楽しむのか、も考えよう!

 

④森林以外の視対象
 森だけじゃなくて、草原、湖沼、渓流、草花、橋etc、見えてるものすべてが対象だよ♪

 

これらを十分に考慮されたフォレストスケープを作り上げていく、用意していく、提供するっていう意識を持つことが、森林セラピーには大切なんだ。

 

コンケイブって何!?昆布?

フォレストスケープを考えるときに、実際にどんなポイントに気を付ければいいか、っていうのはヒントがあるんだ。具体的にはなかなか難しいけど、うまく工夫すれば、そうした景観の、セラピーとしての価値をさらに高めることができる。いくつかあるので取り入れてみよう。

 

①人工林の自然性
 人工林って、今放置され気味で、セラピー的にあんまりオススメされない。でも手を入れて下層植生を豊かにすると、自然さが増して景観としていい感じになってくよ。

 

②コンケイブ

 えーと、まず昆布じゃない!

 立ってる場所から、すり鉢を見下ろしたような景色を見えるような場所を、コンケイブ地形って言うよ。コンケイブ地形から眺める景色は、奥の樹木は立体的に映るし、渓流を挟んでいたら水辺の全容を見下ろせる。そんな場所にベンチとか置いてたら最高♪

 

③景観の多様性
 遠くを見せるポイントとか、足元の草花に注目してもらうポイントとか、遠近を取り混ぜた景観を考えよう。その上で、散策路周辺の草刈をするとか、見晴らしが良くなるように伐採するとか、とる対策が変わってくるね。
 

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デザイン

あ、やっとわかるカタカナ出てきた(笑)。

 

でも、デザインってただ綺麗に絵を描くこととは違うのは知ってた?デザインとアートは違ってて、デザインは誰のために、どんな目的で、っていう視点が欠かせないんだ。

 

だから、そもそもセラピーロードってどんな目的だったっけ?っていうのが、分かれば、おのずとセラピーロードのデザインが決まってくる。

 

森林セラピーってどんな人に来てもらいたいのかなあ。
例えば、心身が疲れた現代人、とか、健康に関心のある中高年、とかかな。あとは、女性や子どもも安心して気軽に来てほしいな。

 

じゃあ道は険しすぎずに、森の景観を楽しめるように緩やかで歩きやすい道がいいかもね。ああ、でもずっと平坦だと飽きるから、ある程度の起伏があってもいいな、とか、どんどんイメージが膨らんできた(笑)。

 

具体的には、まずはどんな人(高齢者、障害のある方)でも移動できるユニバーサルデザインのセラピーロードが数百メートル続いて~、30分くらいの緩やかな散策路があって~、1時間くらいの傾斜の少しある山道もあって~、本格的なコースも控えてて~、てな感じでデザインしていくのも、ありなんだね♪

 

足元はどうする、とか、見通し良く草を刈る、とか、太陽光が入るようにする、とか、よーく考慮してデザインすること、手を入れることが大事なんだ!


サイン

看板のこと!

有名ラーメン店に飾ってある芸能人のあの色紙がセラピーと何が関係あるの?って思わなかった?

違う違う、そうじゃ、そうじゃなーい♪

セラピーロードのサインていうのは、まずは、森の入り口(ゲート)の看板のこと!

セラピー基地の概要とか特徴とかを置いて、利用者にセラピーロードの基礎的な知識を与えるために設置するんだって。

 

なんつうか、
「ふむふむ」と「ワクワク」のために必要な仕掛け。

ディ○ニーランドのシン○レラ城の、玄関に入った時の期待持たせるナレーション演出みたいな感じだろうかね?

草花とか鳥の情報とか、散策路の距離や傾斜の情報とか、運動量とか健康効果の情報とかあってもいいね~。

 

サインは入口だけじゃない

ロード(散策路)には、途中に休憩場所があると、歩くだけじゃないセラピー体験ができていいよね。座ったり、寝転がったり。そういう場所を「座観場所」って言うんだけど。

だから、できればそんな途中の場所に、サインを置くのもオススメ♪

あ、この休憩場所にあの映画スターが立ち寄った時の色紙です~とかじゃなくて!


座観場所に設置するサインは、実際に森林浴実験を行った結果とかがオススメ。なるほど~って実感させといてからの~、セラピーどーん!っていうのが効果高いらしいから(笑)。

 

ピクトグラム

まーたわからんカタカナ出てきた!
なんだそれ?って思ったら、絵文字だってさ♪ え?あのケータイの?スマホの?

 

じゃなくて、えーと、説明難しいけど、「森林の自然要素をピクトグラム(絵文字)としてデザインし、セラピーロードに的確に配置すると、利用者が各ロードで森林セラピーを体験する手助けとなる」んだって!

例えば、

・涼しい風の通る谷や針葉樹のフィトンチッドが豊富な場所
マイナスイオンがたくさん発生する水辺
・落ち葉でふかふかした土の道

みたいなポイントに、「特徴が一目で分かる」ピクトグラムが設置してあると、その助けを借りて五感の刺激を通した癒し効果を認識しやすくなるそうな。

 

なんかごめんね、教科書みたいな書き方で。これ、テキストのほぼ丸写しだから(笑)!!

 

えーと、がんばって自分の言葉で書くぞ。

漠然と森を歩いて案内者の説明受けながらでもいいんだけど、コースのポイントポイントに、オシャレにデザインされたピクトグラム看板があると、雰囲気あるしセラピー効果も高まるしいいよ~ってことだ! 

 

あとは、「森林セラピー®総合サイト」からそのまんまコピペした参考画像があるから、それでイメージ共有しよう♪ 

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いやー、これ素人には無理!(そもそもお前に頼んでない!)


ということで今日はここまで! 

 

第3章ー①へ続く。。。


 

※このBlogは、森林セラピー®検定*1を主宰する、森林セラピーソサエティとは、一切の関係がありません。ご了承ください。

 

*1:詳しいことはこちらのサイトから ↓↓ 

www.fo-society.jp